最近の仕事。

襖と天袋の下地を製作しました。
この下地に和紙を何層も重ねて下貼りし、
 　その上に修復された襖絵が張られます。

下地は上貼りや縁で隠れて見えなくなってしまいますが、
経年による使いごこちのよさ
を左右する重要な役割があります。

上貼りされた和紙のふっくらとした紙の質感
を出すために框の内側を若干薄くしたり、
この先の木の動きを考慮した作りであったり
細かい工夫がなされていて
無垢の木を扱うという点で家具にも通ずる所があります。

ほんのわずかですが、
文化財の修復の一端を担えたことは
今後の製作にも生かされると思います。　　(純)　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　





「半月」















木そのものの色を生かしたスプーン作りにはまっています。
今回はかい先(スプーンの頭）に影が入りこんだようなように
みえたので半月と名付けました。
このスプーンでカレーを食べてみよっと。     (奈)